北海道新得町に住む、Sさんご夫婦。家づくりのきっかけは、二人の将来像を描くビジョンボードから始まりました。自然のある落ち着いた暮らしがしたいと、20年前から描いていた二人の夢がここにありました。 |
話せば長くなるのですが、妻が50代の頃、将来のことをふと考えていたんです。10年、20年後の私たちの姿を想像しながら、ビジョンボードを作ったのが始まりでした。大きな紙を用意して、あれもやりたい、これもやりたいと、いろいろと夢を描いていたんです。私たち二人の家を建てるのも、一つの夢でした。
妻は毎日のようにそのビジョンボードを眺め、気づけば夫や息子も夢の実現に協力するようになりました。ビジョンボードはいつの間にか、みんなの夢に変わっていったのです。
60代半ばくらいに、帯広市から40分くらい離れた自然の多い場所に住みたいと、夫婦二人で話し合い、ドライブしながら土地探しを始めました。毎週末には二人でいろんなとこにいきました。上士幌、鹿追、中札内、屈足、音更、御影、新得。行けるところは全部いったんじゃないかな。
そして新得に決めたのは、息子の後押しがあったからです。息子がここの土地が売りに出るのを見つけてくれて、「ここの土地がいいね」という言葉が最後の決め手となりました。
家を建てた後も、月に一回ほど息子も帰ってきます。
今は近くに山もありますし、登山やハイキングをしています。登山はかれこれ15年くらい続けていて、もう毎週のように通っています。夫は常に活動していたい人だから、マグロって言われているんです(笑)。
最初はあちこちの建築屋さんを携帯で探していました。たまたま夫の職場でアインビルドさんの職人さんと関わる機会があり、家を建てる相談を少しさせていただいたことがあったんです。
そして、たまたまアインビルドさんの建設現場を見学する機会がありました。そこでも色々と相談に乗ってもらい、夫が仕事ぶりを見ていたから、この会社さんにお願いしようと思いました。
また、社長本人もその現場にいらしていたんです。
こうして、繋がることができたんですね。
もちろん、他にもいろいろと調べていたのですが、最終的にお願いしたいと思える「人」に出会えたのです。
私たちの夢、ビジョンボードが最適な人を引き寄せたのかもしれない。
夫も建設現場で働いているものですから、二人であらかじめ図面を考えていました。そして、実際にアインビルドさんと話し合い、図面を書いてくださいました。そしたら私たちは嶋社長が書いてくれた図面に一目惚れしちゃって。夫の書いた図面は全部却下(笑)。
もともと私たちはシンプルなデザインがいいと思っていました。夫が書いたものはどれも四角いものばっかだったのですが、嶋社長が書いた図面にはデザイン的な工夫がありました。
基本的に全部が好きです。特にリビングはいいですね。前のおうちでは音楽をかけられなかったんですけれど、今はステレオをリビングに置いて、夕方に夫が帰ってくるまで料理をしながら音楽をかけています。吹き抜けの空間だから音もダイナミックに聞こえます。
また、リビングでお料理しながらでも見えるサホロ岳や鳥の囀りが聞こえてくる。25坪の小さい家だけど、開放的だからそれ以上の大きさに見えますね。大変気に入っています。
断熱がしっかりしているから、冬でも暖かいですね。電気代は思ったよりは少ないです。また、できるだけ南の窓を設置、玄関とかは日差しが入るようにしているから、エネルギーはあまり使わずに快適に過ごせています。リビングは北に設置しているから、夏は涼しいんです。
一番大切なのはやっぱり設計ですね。うちはシンプルな家が好きだから、収納場所が少ないんです。極力無駄なものはおかない。押し入れや収納スペースはほとんどありません。引っ越ししてから、できるだけものは少なく持ってきたけれど、もっと捨てました。やっぱり物が少ないと快適ですね。
あとは、キッチンは点検、掃除しやすいように設計しておくといいですね。流しとかは全部手作り。キッチンも扉はないのでとにかく掃除がしやすいです。
夫はまだまだ現役だけども、引退したら二人で登山やハイキングしたり、美味しいものを食べたり、ドライブもたくさん行きたいですね。あと旅行も。やりたいことがまだまだたくさんあります。
何事も、人との出会いが大切だと思うんです。家を建てるのもそう、信頼できる人に出会うことができなかったら、家を建てることはできませんでした。これからも私たちのビジョンボードが素敵な出会いを引き寄せてくれることを信じています。